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ねこの本
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ねこの赤ちゃんひろいました。

『猫飼いにとっての『宝物』な本。』
いちばん最初にタイトルを見て思ったこと。
 「ああ、ちいさなニャンコを拾ったのね。」
それから、本を手に取るまでに思ったこと。
 「赤ちゃん猫は、世話が大変なのよね…。
  まぁ、猫に限らず、赤ちゃんの世話は大変なんだけど。」
ところが、本を開いてみると、とんでもない現実が待っていた。

人間の大人だって、脱水症状になったりする暑い夏の日。
そんな日の、しかも あちあち のアスファルト上に子猫がいるなんて、
想像もしたくない状態で見付かった、瀕死の生後間もない「とら」。

小さな「とら」の眠るダンボール箱の隅っこには、保護した著者が
入れたものか、白い小さなマリア像らしきもの。
 「…元気な子でも、電池が切れたように眠っている時、生きてるか
  どうか心配になるっていうのに。」
表紙の写真を見ているから、ちゃんと無事に育つのは分かっている
のだけれど、著者と一緒になって、回復を祈らずにはいられない。

哺乳瓶や粉ミルクの写真を見ると、うちの猫が小さかった時のことを
思い出す。
 「ミルク、最初なかなか飲まないよね。母猫とは違うもんね。」

少しずつ少しずつ、小さな命から得られる信頼。
昨日より今日、今日より明日へと、日増しに成長する命。
モノクロの写真ですが、見ていて飽きません。
そして、著者の綴る愛情溢れる言葉の数々に、温かく優しい気持ちを
分けてもらえます。

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