『「飼育本」ではなく「猫学」的な本・・』
猫と暮らす時に起こりえる様々な問題(主に猫の問題行動)を、実際の相談を例にあげつつ「猫の行動コンサルタント」のネヴィル氏が答えていく形をとっているのですが、印象としては よくある飼育本(ペットの飼い方・・のような)と違い、かなり動物行動学的本だと感じました。 猫という動物の、人間との歴史・社会・体質・性質・心理などを、時に犬や人間と比較しつつ多方面にわたり書かれています。第二次世界大戦を生き延びた猫たちの症状として報告されている「爆撃ショック」の話や、洪水の起こった地域で洪水後に猫たちにみられたおもしろい行動など、飼育本などには見られない興味をそそる話もありました。
猫と暮らしていなくても、猫を知りたい人・動物を知りたい人にはおもしろいと思います。私自身は動物行動学が好きなので、勉強になったし読んでいて楽しかったです。